NI Keyunと岩間賢さん

出張で、松永氏と杭州へ展覧会打ち合わせに行った。
虹橋空港からのバスは本数が少ない。
時間を調べてから行ったにも関わらず、時間が全く変わっていて、1時間以上待つ。
マクドナルドでパイを注文。2つで6元はかなり安い。
中国美術学園での待ち合わせ時間を少し遅らせてもらう。


現地には、少し早くついたので、校内を探検。
本屋らしきものをみつけ立ち読み。
海外の本もかなり充実していた。
さて、待ち合わせに岩間氏が現れた。NI氏は用事がまだ終わらないとの事なので、その間展覧会を1つ見る事になった。すぐ近くのギャラリーで、書画のかなりレベルの高い展示が行われていた。

杭州は土地柄、作品の質は高いのだが、上海ほど見る人が少ない。特に美術関係者の目に触れる機会が少ないのが残念である。参加作家には、管懐濱、王天徳、QIU Zhijie等がいる。王さんはJING ARTの開幕展にも出品してもらったが、今回の作品は、またちょっと違う作風で、とてもよかった。


さて、NIさんもそろった所で、喫茶店に入り、展覧会の打ち合わせに入った。
今回は通訳を担当。
NIさんとは初めてあったが、とても人懐っこい笑顔の方で、安心してお話を聞けた。
特に作品の解説の部分は、とても共感が持てたので、新しい単語がたくさんあったが、とてもよく理解できた。
「誰もが自分の世界を持っている、それは現実とは少しずれた世界である」
岩間さんも、空間にあわせた物作りをモットーとし、空間から飛び出たアイディアがたくさん出て、展示が楽しみなった。


何はともあれ、通訳というのは、本来1時間もやれば頭が満杯になってくるもので。
かれこれ3時間の通訳は、かなりこたえました。
途中、2度ほど数分の休憩をもらいながら、なんとか任務を終えました。


日帰りというハードスケジュールのため、終了後すぐに駅へ向かう。
切符を買うと、少しだけ時間があまり、駅の食堂の様な場所でご飯を食べる。
ラーメンを注文したが、あまりに遅いのでワンタンに変えてもらう。
食べている途中で、松永氏が席を離れた途端、親子連れがやってきてあまったご飯をくださいと、もって行こうとする。一応止めたが、最後にはあまった物をその場に残して去った。すぐに誰かが、お椀を持っていなくなった。


帰りは火車(列車)の旅。風情がある。
とはいうもの、ずっとおしゃべりをしていた。
日中の美術の違いの話、作家の持つ幻想世界の話、SFやゲーム、果ては映画の話まで。
そして、あっという間に上海に到着。家についたのは夜10時だった。
それから少し絵を描いて眠る。